すなおです!
僕のブログを読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、僕は結構お金にシビアな方だと思います。
僕も妻も正社員で世帯収入は困らない程度にありますが、基本的に僕の収入だけで生活し、妻の給料は全額余っているという状態です。これは、僕たち夫婦が「好きに生きているのに、そんなに使っていない」という金銭感覚でいるからです。
そんな僕でも、さすがに「年収90万円で東京暮らし」は意味がわかりません。
大原扁理さんの著書『年収90万円で東京ハッピーライフ』というタイトルに惹かれて読んでみましたが、真似できない超ハードな実践例もあれば、「これだ!」と膝を打つような、学ぶべき価値観もかなりありました。
本を読んで、32歳で家族を持つ僕の「ハッピーライフの定義」が浮き彫りになったので、考察してみます!
😱 愛媛の田舎在住パパが衝撃を受けた東京の家賃事情
すべて実践はできないが、人生の”取捨選択”に役立つ1冊
皆さんは東京にどんなイメージを持っていますか?僕のような愛媛の田舎に住む人間からすると、「物価が高い」というイメージが真っ先にきます。
特に、東京で一番お金がかかるのは家賃だとずっと思っていました。
年収90万円ということは、単純計算で月収7万5,000円。
僕が愛媛の田舎で住んでいる家の家賃が7万円ほどです。それなのに、著者の大原さんが住んでいる家の家賃はなんと2万8,000円だそうです。
僕が大学生の頃、家賃2万3,000円の家に住んでいましたが、東京でそれより少し良い家に住んでいるというのは衝撃でした。(東京でも探せばあるんだな、と。)
さすがに僕には妻子がいるので、この家賃帯の狭すぎる家には住めませんが、大原さんが残りの4万7,000円で生活していると知った時は「雑草でも拾って食ってるのかな…?」と思って読み進めたら、案の定、雑草も食べていました(笑)。真似はできませんが、その徹底ぶりに脱帽です。
幸せの定義は人それぞれ。必要なものを逆算する思考
この本を読んで一番面白かったのは、自分の中の価値観が浮き彫りになってきたことです。
- 真似できるところは取り入れる。
- 自分には無理だと思うことは無理して取り入れない。
こうして取捨選択しながら読み進めることで、「僕にとっての幸せ」が何なのかが明確になります。
著者は我慢しているのではなく、本当に「ハッピーライフ」を実現できている。これは、筆者が書きたかったことの一つ、「自分にどれだけのものが必要か、そこから逆算して生きていこう」という考え方が土台にあるからでしょう。
僕には、スノーボードやスケートボードという趣味があり、子供を育てるためのお金も必要です。本書と全く同じ生活はできませんが、この考え方を少しでも取り入れることで、自分にとっての豊かな生活を模索できると確信しました。
💡 年収90万円生活から学ぶ実践的ノウハウ3選
1. 【食】サバ缶は最強!誰でもすぐできる健康法
結局のところ、食の健康については、「和食」「粗食」「腹八分目」が最強。これはどこで情報を得ても基本的に変わりません。
筆者はこれらを、ほとんどお金をかけずに達成していました。その中で、僕がすぐに取り入れようと思った最強のズボラ飯がサバ缶です。
- 栄養価が高い: 手軽に魚を摂取できる。
- 手間いらず: 水煮缶は調理に使えるし、味噌煮缶はそのまま食べても美味しい。
- コスパ最強: お金もそこまでかからない。
僕は普段のズボラ飯に入れることで、ほんの少し健康的な生活に近づけるなと思いました。早速Amazonでポチって家にストックしておくことにしました(笑)。
2. 【見た目】何を着るかより体型と姿勢が大切
年収90万円での生活を教えてくれる本で、まさかファッションの話が出てくるとは思いませんでした。
リサイクルショップで安く仕入れる話かと思いきや、内容は「清潔で丈の合った服を着ていれば、あとは姿勢と体型が大切だ」という身も蓋もない話でした。
- 小太りのおじさんがハイブランドを着てもカッコよくない。
- イケメンが全身ユニクロで小綺麗にまとめていればカッコいい。
イケメンになるのは無理でも、姿勢や体型は誰にでも気をつけることができる。健康的な生活は、着る服に使うお金も減らしてくれるんです。金持ちのイケメンには逆立ちしても叶いませんが、努力できるところはしていきます。
3. 【知識】図書館は「家の外にある自分専用の本棚」
僕も本を読む方ですが、本を買う時って、値段を見て躊躇したり、今日は買うの辞めようと思ったりすることがありますよね。
そこで筆者が言う「図書館はちょっと家から出たところにある自分専用の本棚」という考え方が、僕には最高に響きました。
1回で10冊借りられて(図書館による)、全部無料。これなら、偉い人が言うように「目次を見て興味があるところだけ読む」という贅沢な飛ばし読みも、後ろめたさなくできます。面白くない本は読まずに返しても、何ももったいなくない!
せっかく皆さんが税金を納めているのですから、この究極のコスパ施設は使い倒して、人生を豊かにしていきましょう。
⛰️ プロという目標を達成した僕に響いた「夢や目標はなくてもいい」
子供の頃はスノーボードのプロになるという目標を達成し、今はサラリーマンとして「人生の普通」を辿って生きている僕。
最近は「自分は何したいのかなあ」「目標を持って向上しなければ」と、何かと焦りや悩みを感じることが多かったんです。
そんな僕に、この本は「夢や目標はなくてもいい」と語りかけてくれました。
別にやりたいことがなくても、自分の好きな暮らしを丁寧にゆっくりしていけばいい。
一旦考えるのを辞めて立ち止まってもいい。それで日々丁寧に楽しく生きているうちに、やりたいことが出てきたら、それを一生懸命こなせばいい。
「自分はダメだ」と塞ぎ込むより、今の自分を肯定すること。この本の筆者のように、夢や目標がなくても、今が幸せならそれでいいのかもしれないと、心が軽くなりました。
まとめ
『年収90万円で東京ハッピーライフ』は、僕のように「お金はシビアに考えるけど、家族の幸せと趣味の時間は譲れない」という、中途半端な立ち位置の人間にとって、自分の価値観を再確認し、浪費を減らすための良いきっかけを与えてくれる本でした。
僕もサバ缶をストックし、図書館に通い、姿勢を良くして、「自分にとっての豊かさ」を追求していこうと思います。
大原さんの他の著作も読んでみたいと思います!
「サバ缶のおすすめレシピ」など、この本に関するご意見があれば、ぜひコメントで教えてくださいね!


