こんにちは!「おどるサボテン」管理人のすなおです。
先日、妻と生後5ヶ月になったばかりの息子を連れて、千葉県にある鋸山(のこぎりやま)に行ってきました。親戚の家へ行くついででしたが、結論から言うと「キツかったけど、それ以上の価値があった!」と心から思える大満足のアクティビティになりました。
この記事は、私と同じように「赤ちゃんを抱っこ紐で連れて鋸山に登れるの?」「実際のルートのキツさは?」と不安に思っているパパ・ママに向けて、リアルな体験レポートをお届けします。
この記事を読めば、子連れで鋸山登山に挑戦するかどうかの判断材料になり、不安なく準備を進められるはずです。
この記事でわかること
- 生後5ヶ月の赤ちゃんを抱っこ紐で連れて登ったリアルな「きつさ」と注意点
- 鋸山(日本寺側)登山ルートの見どころと難易度
- 絶景スポット「地獄のぞき」の行列攻略法
- 景色以上に感動した「百尺観音」の魅力
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 鋸山(のこぎりやま) |
| 所在地(日本寺入口) | 千葉県安房郡鋸南町元名184 |
| 標高 | 329.5m |
| アクセス | 車: 東京湾フェリー「金谷港」から約5分、または館山自動車道「富津金谷IC」から約15分 |
| 拝観料(日本寺) | 大人700円、小人(4歳〜12歳)400円 |
| 駐車場 | あり(複数箇所) |
| ロープウェイ | あり(別料金) |
1. 👶 子連れ登山のリアル!5ヶ月の赤ちゃんを抱っこ紐で登った感想
結論から言います。抱っこ紐での鋸山登山は「まあまあしんどい」です。
私は日頃からスノボやスケボーで身体を動かしていますが、それでも今回の階段の上り下りはかなり堪えました。
太ももより「腰」が悲鳴をあげた階段地獄
登山のメインは階段です。延々と続く階段を登り続けると、太ももよりも腰に強烈な負荷がかかりました。
生後5ヶ月(約7〜8kg)の息子を抱っこ紐で抱きながらの垂直移動は想像以上でした。正直、下山時の方が足元が見えづらく、体勢も崩しやすいため、より腰への負担が大きかったです。
安全への最大の配慮:夫婦で手を取り合って
登山道は石段や岩場、ゴツゴツした箇所が多く、特に「地獄のぞき」に向かう高台付近は注意が必要です。
子供を抱っこしたまま足を滑らせたら大変です。特に下り坂では、夫婦で手を取り合い、一歩一歩ゆっくりと進みました。子連れの場合、体力の消耗よりも安全の確保が最優先事項です。
2. 🚶 登山ルートの選択と感想:見どころ解説
私たちは「日本寺側(車力道コース)」から登り始めました。このルートは、いきなりスケールの大きな見どころが待っているのが特徴です。
登頂前最大の感動!圧倒される「日本寺大仏」
入口から少し進むと、まず巨大な日本寺大仏がお出迎えしてくれます。

この大仏が本当にでかい!奈良の東大寺の大仏も大きいですが、それに匹敵するか、それ以上に大きく感じました。それもそのはず、山を掘り進めて作られた姿は、まるで山自体が仏として顕現しているかのようです。その神々しさ、光々しさには圧倒されました。
山が削られた岩肌に鎮座している姿は、制作にどれほどの労力と時間がかかったのだろうかと想像させられ、ただただ感嘆するばかりでした。
頂上へ:果てしない階段との戦い
大仏様を拝観した後、頂上へ向けて階段を登っていきます。ここがまさに体力勝負の区間です。
ヒィヒィ言いながら登りましたが、「久しぶりにしっかり運動したな」という充実感も同時に感じられました。日頃の運動不足解消にはもってこいです。
頂上での癒やし:シチュエーション最高の「お弁当」
頂上で休憩していると、お弁当を広げて食べている人たちがいました。
東京湾を一望できるこの絶景シチュエーションで食べるお弁当は、さぞ美味しかったことでしょう。とても羨ましく思いました。「お弁当を買ってきて頂上で食べればよかったな!」と強く後悔。
子連れだと荷物が増えるので躊躇しがちですが、次回はぜひ、麓で地元のテイクアウトグルメを調達して、頂上で最高のランチを楽しみたいと思います。
3. 📸 難関を突破!鋸山ハイライト「地獄のぞき」攻略法
鋸山のハイライトといえば、岩壁から突き出た岩の先端から下を覗き込む「地獄のぞき」です。

長い行列の正体と待ち時間
頂上に着くと、すごい行列ができていました。「何時間待ちだろう…」と身構えましたが、行列の正体は地獄のぞきでの記念撮影待ちでした。
写真を撮って、次の人に交代という流れのため、意外とサクサクと行列は進み、それほど待たずに進めました。
子連れパパが特に注意すべき岩場
地獄のぞきへ向かう高台は、ゴツゴツとした岩場になっており、手すりがない場所もあります。行列に並びながら、この岩場を登り下りしなければなりません。
子供を抱っこした状態だと、足元が危ないので特に慎重に進む必要があります。片手は抱っこ紐、片手は手すりや岩に掴まり、慎重に進みました。ここは抱っこ紐パパにとって最大の難所かもしれません。
ほっこりした交流:写真を撮りあう文化
せっかくの絶景なので、後ろに並んでいた方に「写真撮ってもらっていいですか?」とお願いすると、「もちろんです!」と快く引き受けていただけました。
私たちも撮ってもらった後、「お返しに、私たちも撮りましょうか?」と申し出て、お互いに撮り合いました。こうした触れ合いが旅の思い出をより素敵なものにしてくれますね。
4. ✨ 景色以上に感動した「百尺観音」の幻想的な美しさ
下山ルートは遠回りを選び、百尺観音(ひゃくしゃくかんのん)を経由する道へ。
これが、頂上の景色以上に登ってきた価値を感じた場所でした。
壁画のように彫られた観音様
大仏が非常に立体的で「彫り物」という感じだったのに対し、百尺観音は山肌にうっすらと彫られた壁画のような観音様でした。

山の間にある谷間に位置しているため、日中でも影になっており、その静寂で幻想的な雰囲気が本当に美しかったです。自然の中に溶け込んでいるような姿は、まるでパワースポットのような荘厳さがあり、時間を忘れて見上げてしまいました。
下山ルートでの自然の脅威
下り道では、所々で倒木を見かけました。
手すりが倒木に押し潰されてぐしゃぐしゃになっていたり、根っこから通路の地面が掘り起こされていたりと、自然の力の凄まじさを目の当たりにしました。「台風の直後にここを通っていたら…」と思うとヒヤッとしましたが、普段はしっかり整備されているので、安心して楽しむことができました。
5. ⚠️ 子連れで鋸山に行くパパ・ママへの注意点とアドバイス
体力に自信がない場合は「ロープウェイ」も選択肢に
「階段のきつさに自信がない」「体力に不安がある」という方は、ロープウェイで一気に山頂付近まで登る方法もあります。
しかし、日本寺大仏は、歩いて登るルートでしか見ることができません。もし足腰に自信があるなら、ぜひ自力で歩いて登ることをおすすめします。その感動は、登った人にしか味わえないものです。
熊の心配は無用!安心して遊べる
最近、全国で熊の出没ニュースが多くて心配だったので事前に調べましたが、千葉県には熊が生息していないとのこと。
この点でも、他の山と比べると安心して子連れ登山を楽しむことができる場所だと感じました。
まとめ
千葉県の鋸山は、ただの登山ではなく、巨大な仏像や幻想的な観音様、そして絶景を楽しめるアクティビティとして最高の場所でした。
抱っこ紐での登山は体力が必要ですが、子供を連れて登りきった達成感は格別です。これから子連れ登山を考えているパパ・ママは、ぜひ万全の準備をして挑戦してみてください!
【おどるサボテン管理人より】
登山アイテムや子連れ旅行について、今後も役立つ情報を発信していきます。
子連れで行けるおすすめの絶景スポットがあれば、ぜひコメントで教えてください!



コメント