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32歳、愛媛の田舎。「新築マイホーム」の波に乗らず、あえて賃貸一戸建てを選び続ける10の合理的理由

育児

1. 地方に根強く残る「新築神話」への違和感

32歳、愛媛。この年齢になると、地元の友人たちとの会話は「どこのメーカーで建てた?」「土地はどこにした?」という話題で持ちきりになります。地方において、家を建てることは「一人前の男」や「一定の経済力がある家庭」としての証明であり、一種のステータスであるという空気感は今も非常に強力です。

しかし、僕はその波に乗りませんでした。周りと対立するつもりはありませんが、自分なりの「合理性」を突き詰めた結果、導き出した答えが「賃貸一戸建て」だったのです。その10の理由をお話しします。


理由①:将来の「供給過多」を見越した冷静な判断

今、日本中で叫ばれている少子高齢化や地方の人口減少。この愛媛でも、新築が次々と建つ一方で、空き家も確実に増えています。「将来、住む場所に困ることはない」というのが僕の見通しです。 わざわざ不動産価値が下がり続けることが目に見えている地方で、今、35年の長期ローンという重荷を背負うリスク。供給過多の未来なら、より安く、より良い条件の物件が後から出てくる可能性の方が高いと考えています。

理由②:妻の「理想」と僕の「合理性」の折衷案

実は、妻も最初は「やっぱり家は建てたいな」と言っていました。話を聞いて分かったのは、彼女の不安の正体は「賃貸の一戸建て=ボロボロの小屋」という極端な刷り込みだったことです。 実際に今の家を見学し、「これならのびのび子育てできる!」と確信してからは、彼女も納得してくれました。彼女が求めていた本質は「新築」ではなく、「騒音を気にせず、庭があって、広々とした環境」。賃貸一戸建てなら、その願いを100点満点で叶えつつ、家計の柔軟性も保てます。

理由③:メンテナンス費用と手間の「完全アウトソーシング」

賃貸の最大のメリットは、家主(大家さん)が住宅のあらゆる「負のリスク」を肩代わりしてくれている点です。 先日、備え付けの14畳用のエアコン(三菱・霧ヶ峰)が故障しましたが、大家さんが即座に新品へ買い替えてくれました。さらに、シーズンごとの業者によるエアコン掃除も、大家さんの手配です。 これ、持ち家なら数十万円の出費と、業者を探す手間が発生します。この「お金と時間の節約」が、僕の投資原資になっています。

理由④:庭の手入れすら「自分たちの時間」を奪わない

車2台(フォレスターとハスラー)を停められる広い敷地。一見、管理が大変そうですが、我が家では庭の草引きや庭木の剪定も、大家さんが手配した業者が定期的にやってくれます。 「一戸建ての良さ」だけを享受し、その維持にかかる「面倒な労働」はしない。浮いた時間は、子供と遊んだりブログを書いたりする時間に充てています。

理由⑤:災害リスク・固定資産税からの解放

固定資産税は毎年かかり続けるコストです。さらに、万が一地震や災害で家が壊れても、その資産的ダメージを負うのは僕たちではなく大家さんです。 賃貸という仕組みを利用することで、数千万円という「一つの不動産」に集中投資するリスクを避け、その分を新NISAなどの分散投資へ回しています。

理由⑥:子供の「落書き・シール・傷」を笑顔で見守れる

子育て世代にとって、家は「資産」である前に「戦場」です。 もしこれが新築マイホームだったら、子供が床に消えない傷をつけ、壁にシールを貼り、落書きをするたびに、親の心は「家の資産価値が……」と削られていたでしょう。 賃貸なら、経年劣化や減価償却の考え方があるため、退去時の負担も合理的です。「汚さないで!」と怒るエネルギーを、「のびのび遊ぼう!」という余裕に変えられる。この精神的な安定こそが、僕にとっての「豊かな子育て」です。

理由⑦:「家賃の引き下げ交渉」という変動費戦略

住宅ローンは一度組めば、完済まで支払額は変わりません(むしろ金利上昇リスクがあります)。しかし、家賃は「建物の価値(時価)」に基づいています。 愛媛の田舎であれば、大家さんにとって一番の恐怖は「空室」です。長く住み続け、信頼関係がある僕たちが「建物も古くなってきたので、家賃の相談をさせてほしい」と切り出せば、応じてもらえる可能性は十分にあります。固定費を自分の力で下げられる余地があるのも、賃貸の強みです。

理由⑧:「最大サイズ」の罠にはまらない柔軟性

家を建てる時、人はつい「将来の不安」から、今の家族構成には不釣り合いなほど大きな家を建ててしまいがちです。使わない子供部屋、広すぎるリビング。それらはすべて「無駄なローン」と「掃除の手間」に変わります。 今は「子供が小学生まで」を基準に選びましたが、もし2人目ができて手狭になれば引っ越せばいい。常にその時の「最適解」を選べるモビリティは、人生の無駄を削ぎ落としてくれます。

理由⑨:近隣トラブルに「逃げ場」があるという安心感

今の家のご近所さんは素晴らしい方ばかりですが、人の環境は変わるものです。新築マイホームで隣人トラブルに遭えば、それは地獄の35年間の始まりを意味します。 「最悪、引っ越せばいい」という選択肢があるだけで、心の余裕が全く違います。この「逃げ道の確保」も、僕にとっては重要なリスク管理です。

理由⑩:育休半年の取得を支えた「家計の余白」

最後に、これが最も重要です。35年ローンという大きな固定支出がなかったからこそ、僕は「半年間の育休」という、収入が減る決断を迷いなく下せました。 家というハコに縛られるのではなく、今しか味わえない「家族との時間」にフルコミットする。その自由を支えているのは、間違いなく「賃貸一戸建て」という戦略的な選択です。


まとめ:見栄を捨て、家族の「実利」を取る選択

「家を建てないの?」という周囲からの攻撃には、いつも「そろそろですかね〜」と笑顔で返しています。角を立てる必要はありません。僕たちの合理性は、膨らんでいく銀行残高と、日々ストレスなく笑い合える家族の時間で証明すればいい。

家は一生を縛る「城」ではなく、今の家族を幸せにするための「環境」です。もしあなたが「家を買わなきゃ」というプレッシャーに押し潰されそうになっているなら、一度「賃貸一戸建て」という選択肢を検討してみてください。そこには、想像以上に自由で身軽な、新しいパパの生き方が待っています。

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