こんにちは、すなおです。
冬のゲレンデ、最高ですよね!僕もプロとして活動していた頃から今まで、数え切れないほど滑ってきましたが、あの爽快感は何物にも代えがたいです。
でも、スキー場は時に危険な場所にもなります。初心者もベテランも、そして家族連れも。みんなが笑顔で一日を終えるためには、最低限のルールと「ちょっとした思いやり」が欠かせません。
今回は、元プロの視点、そして一人の父親としての視点を交えて、スキー場でのマナーと注意点をまとめました。
1. 滑走中の大原則:常に「下の人が優先」
ゲレンデでの優先順位は、道路とは少し違います。「常に先行者(下にいる人)が優先」です。
- 後ろから滑る人の責任: 前を滑っている人の動きを予測し、絶対にぶつからない距離を保って抜くのがルールです。
- 過信は禁物: 「自分が優先だから安心」とは思わないでください。相手がルールを知らなかったり、制御不能で突っ込んでくる可能性もあります。
いかに相手が悪くても、怪我をしてしまったらその日の楽しさは台無しです。自分の身を守るためにも、下を滑っている時こそ周囲の気配を感じておきましょう。
2. もしもの時、その一言が誰かを救う
ゲレンデで倒れている人や、困っている人を見かけたら、迷わず「大丈夫ですか?」と声をかけましょう。
- おせっかいでOK: 「大したことなさそうだし…」「恥ずかしいかも」と思う必要はありません。もし本当に大したことがなければ「大丈夫です、ありがとう!」で終わるだけ。それでいいんです。
- 迅速な対応を: 万が一、大きな怪我や動けない状態だった場合、一刻も早い救助が必要です。
自分たちが楽しむだけでなく、同じ雪山を楽しむ仲間として、互いに助け合う精神を持ちたいですね。
3. 事故が起きたら「救護」と「身元確認」
万が一、誰かと衝突してしまったら、絶対にそのまま立ち去ってはいけません。
- 救護義務: 怪我の状態を確認し、必要であればパトロールを呼びましょう。
- 身元確認: お互いの氏名や連絡先を交換するのは国際的なルール(FISルール)でも定められています。
その場では痛みがなくても、後から大きな怪我だと判明することもあります。誠実な対応が、自分と相手を守ることになります。
4. コース外滑走は「命」と「お金」を失う行為
「新雪を滑りたい」という気持ちはわかりますが、立入禁止区域を滑るのは厳禁です。
- 遭難と雪崩: コース外は雪崩が発生しやすかったり、崖があったりと非常に危険です。
- 高額な救助費用: 遭難して救助隊が出動すると、数百万円単位の費用を請求されることもあります。
何より、助けに行く救助隊の方々も命がけです。ルールを破った代償は、あまりにも大きすぎます。
5. リーシュコード(流れ止め)の徹底
スノーボードには、板と足を繋ぐ「リーシュコード」が必須です。
板が流れてしまったら、それは「重くて鋭い凶器」となって崖下へ滑り落ち、誰かの命を奪う可能性があります。自分の板で誰かを傷つけないよう、必ず装着しましょう。
6. ゲレンデの真ん中で座り込まない
疲れた時や友達を待つ時、ついついコースの真ん中で座り込んでいませんか?
後ろから滑ってくる人にとって、コース中央の障害物は非常に避けにくいです。止まる時は必ず「コースの端」へ。そして、後ろから来る人が見えるように「山側(上)」を確認しながら休むのがスマートなマナーです。
7. リフト券の不正利用は「万引き」と同じ
リフト券の譲渡や転売、1枚の券を複数人で使い回す行為は絶対にダメです。これはサービスを盗む行為であり、犯罪に等しいことです。スキー場の運営を支えるためにも、正しく利用しましょう。
8. リフトでのマナー:安全と環境
- セーフティーバーを下ろす: 落下事故を防ぐため、必ず下ろししましょう。
- 揺らさない: リフトを揺らすのは周りの人にも恐怖を与えますし、脱線の原因にもなり非常に危険です。
- ゴミを捨てない: リフトの上からタバコの吸い殻やガムを捨てる人がいますが、雪が溶けた後のゲレンデはゴミだらけになります。ゴミは必ず持ち帰りましょう。
9. リフト降り場では「すぐに避ける」
降り場で転んでしまうのは誰にでもあることです。でも、転んだ後に笑ってその場に留まるのはNG。後ろから次々と人が降りてくるので、すぐにハイハイでもいいので横に避けましょう。後ろの人が初心者だった場合、避けられずにパニックになってしまいます。
10. レストハウスや駐車場での配慮
滑っていない時の振る舞いも大切です。
- レストハウス: 混雑時の席取りや、長時間の占領は避けましょう。家族連れや休憩を必要としている人に譲る心の余裕を持ちたいですね。
- 駐車場: 2台分のスペースを使ったり、深夜のアイドリングで近隣や環境に負荷をかけたりしないよう気をつけましょう。
11. 制御できるスピードで滑る
自分のレベルを超えたスピードは出さないでください。スキー場には子供や初心者がたくさんいます。彼らは予測不能な動きをすることもあります。いかなる状況でも「自分で止まれる・避けられる」スピードで滑るのが、大人のスノーボーダーです。
12. ヘルメットで「自分と家族」を守る
最後に、僕がパパになってより強く思うようになったのがヘルメットの重要性です。
昔は「ヘルメットはダサい」なんて風潮もありましたが、今はプロも被るのが当たり前。頭を打って後悔しても遅すぎます。「家族を悲しませない」。それも立派なスノーボードのマナーだと僕は思います。
まとめ:スキー場は「思いやり」でできている
色々書きましたが、結局は「周りの人へのちょっとした思いやり」があるかどうかです。
自分だけが楽しければいいのではなく、そこにいるみんなが笑顔で帰れるように。そんな気持ちで滑れば、スキー場はもっと素晴らしい場所になるはずです。
最高のシーズンにしましょう!




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